2024年から新NISAが始まりました。筆者も新NISAを活用していますが、毎日コツコツとお金が増えているのをみると嬉しくなるものです。

運用の世界において「非課税制度」であるNISAは画期的なものであり、老後の資産形成におすすめする声もよく聞かれます。

しかしこれまで資産運用に無縁だった方にとっては「良くわからなくて怖い」「元本割れが怖い」と感じる方も多いはずです。

また今の情報社会では調べれば調べるほど、運用や投資は何から手を付けて良いのかわからない、自分に合っている投資方法は何なのかわからない、と迷われてしまう方もたくさんいらっしゃいます。

そこで今回は、筆者のお客様でも多い年代である40歳の方を想定して、NISAを開始した際のシミュレーションを確認していきたいと思います。

1. 新NISAの概要をおさらい。年間投資枠はいくらまで?

まずは2024年からはじまった新NISAの概要を確認しましょう。新NISAではつみたて投資枠と成長投資枠があり、併用可となっています。

1.1 新NISA「成長投資枠」

  • 年間投資上限額:240万円
  • 非課税保有期間:無期限
  • 投資対象商品:上場株式・投資信託など

1.2 新NISA「つみたて投資枠」

  • 年間投資上限額:120万円
  • 非課税保有期間:無期限
  • 投資対象商品:投資信託やETF

非課税保有限度額(総枠)は1800万円(うち成長投資枠1200万円)で、枠の再利用が可能となっています。

従来のつみたてNISAが「つみたて成長枠」、一般NISAが「成長投資枠」となりました。旧制度では併用不可だった制度ですが、新NISAでは「つみたて成長枠」と「成長投資枠」の併用が可能になったことが大きな変更ポイントです。

また、年間投資上限額は成長投資枠で240万円、つみたて投資枠で120万円になりました。

他にも非課税保有期間が無期限になるなど、長期的な資産形成が可能になったことも利点として挙げられます。

2. 【40歳で始める新NISA】65歳まで「月3万円」預貯金と積立投資ではいくら差がでる?

40歳になり、そろそろ老後資金の準備に力を入れ始める方も多いでしょう。

世帯によっては、ちょうど住宅ローンや教育費の準備に対してお金がかかる時期でもあります。老後のために用意できる積立額は、あまり多くないかもしれません。

では、月3万円の積立ではどうでしょうか。

仮に40~65歳までの25年間で月3万円老後資金の貯める場合、預貯金では900万円が用意できる計算です(3万円×12ヶ月×25年)。

これを年利3%で資産運用した場合、どこまで増やせるか金融庁「資産運用シミュレーション」で試算してみます。

月3万円を年利3%で資産運用した場合

月3万円を年利3%で資産運用した場合の試算

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」

2.1 40歳からの新NISAシミュレーション「月3万円・年利3%・25年間」

  • 総額約1338万円(うち元本900万円・利益約438万円)

この場合、総額で約1338万円となりました。元本は900万円に対し、利益は約438万円です。

さらに、通常の投資であれば利益に対し20%以上の税金がかかりますが、新NISAであれば非課税となる効果もあります。利益分をそのまま受け取れるとなると、新NISAの非課税効果の大きさを感じるでしょう。

とはいえ、投資にはリスクがつきもので、運用成果は後にならなければわかりません。

年によっては損をする局面もあり、反対に年利6%で運用できるときもあるでしょう。「ぴったり65歳の誕生日で終わる」と決めるのではなく、余裕を持たせて運用できることが望ましいです。

リスクに備えるためにもしっかり情報収集をして、自身で納得できる金融商品を選ぶ必要があるでしょう。

最後に、新NISA「月3万円・25年間」の運用成果について、年利1~6%までシミュレーションしてみましょう。