【東京株式市場】上がった株・下がった株-背景とテーマまとめ2016年2月9日

相場動向まとめ

2016年2月9日のTOPIXは前日比▲5.5%下落となりました。東証一部全銘柄で値上がりは、わずか27社、値下がり、は1,904社、変わらず、は6社でした。市場全体が非常に軟調な中で、原料安、値上げ等により採算改善の期待が持てる銘柄は逆行高になっていたことが注目されます。

上がった株

関電工(1942)は前日比+14%上昇。電気設備工事大手。2016年1月29日に2016年3月期Q3累計(4-12月期)決算を発表していましたが、2016年2月8日に2016年3月期予想の修正を発表、屋内線工事の収益性の改善や、震災以降低迷していた配電線工場の回復により利益を上方修正したことが好感されました。あわせて発表された経営ビジョンでは2017年3月期以降の見通しを上方修正しています。

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岩谷産業(8088)は前日比+6%上昇。産業・家庭用ガス専門商社。2016年2月8日に発表された2016年3月期Q3累計(4-12月期)決算が、LPガス輸入価格の下落による減益効果が前年同四半期比で減少したこと等により大幅な増益となったことが好感されました。

日本製鋼所(5631)は前日比+5%上昇。大型鋳鍛鋼や射出成型機大手。2016年2月8日に2016年3月期Q3累計(4-12月期)決算を発表し、材料費の減少等により通期見通しを上方修正したことが好感されました。

オリエンタルランド(4661)は前日比+2%上昇。東京ディズニーランド・シーを運営。2016年2月8日に、2016年4月1日から東京ディズニーランド・シーの入園料を引き上げると発表したことが好感されました。

下がった株

ユニプレス(5949)は前日比▲22%下落。日産自動車向けを主力とする自動車用プレス大手。2016年2月8日に発表された2016年3月期Q3累計(4-12月期)決算が経常減益となったことや、市場コンセンサスを下回ったことが嫌気され大幅下落となりました。

カネカ(4118)は前日比▲15%下落。化成品、機能性樹脂などの化学品メーカー。2016年2月8日に2016年3月期Q3累計(4-12月期)決算を発表し、通期営業利益と経常利益の上方修正と増配を発表したが、売上を下方修正したことが嫌気されました。

SUMCO(3436)は前日比▲12%下落。シリコンウエハー大手。2016年2月9日引け後に予定されていた2015年12月期決算への警戒感から大幅下落しました。なお、実績の経常利益は会社予想を上回って着地しました。

村田製作所(6981)は前日比▲10%下落。電子部品大手。同社固有のニュースはないものの、前日の米国ハイテク株の下落、円高の進行が嫌気されました。

【2016年2月10日 投信1編集部】

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投信1編集部

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