【株式テクニカル分析】日経平均は大幅反発。17,000円台回復なるか?(2016年4月16日)

12日~14日の3日間で、4月頭からの下落分を一気に戻す

2016年4月15日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日比63円02銭安の16,848円03銭となりました。

4日ぶりの反落ですが、12日からの3日間で、1,100円以上も上がっています。15日の動きは、週末にかけての利益確定売りなどにともなう若干の押しと言ってもいいのではないでしょうか。熊本地震の影響については限定的と見る人が多いようです。

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先週は、4月1日から8日にかけて下がった分がまさに「往って来い」の形で戻りました。大きな要因はやはり為替市場の動きです。11日には円相場が再び1ドル=107円台後半に上昇しました。しかし、15日には政府要人の発言や、5、10日(ごとおび)の実需のドル買いが増えたことなどから、一時、1ドル=109円台後半にまで円安となりました。

このほか、原油価格も上昇したことから世界的にリスクオンの流れが加速しました。

来週の株価について、まずは17日にカタールの首都ドーハで開かれる主要産油国会合の動きに注目です。増産凍結が議題となる予定で、各国が合意すれば原油価格相場が回復すると期待され、世界の株式相場にも好影響となると考えられます。もちろん、合意形成がなされなければ、失望売りになる可能性もあります。

依然として、為替相場に振り回される状況ではありますが、底入れにつながる力強さは感じます。

大幅反発で25日移動平均線も上回る

今週の動きをテクニカル面から見ると、4月11日は陰線ながらも実体の長さは10円程度で、ほぼ十字線となっていました。相場の転換が予想される形です。さらに、16,000円前後は過去にもみあったところであり、16,500円前後はサポートラインになっていました。

今回も、ここから力強く反発する形になりました。12日から14日にかけて大幅上昇し、14日には25日移動平均線も上回りました。

14日、15日ともに高値は16,900円台で、目先の節目となる17,000円に迫りました。

来週は、17,000円を超えられるかどうかが大きなポイント

今後の展開ですが、まずは目先の節目となる17,000円を超えられるかどうかという点が大きなポイントになるでしょう。

チャートの形を見ると、2月1日の高値(17,905円)と3月14日の高値(17,291円)を結んだ下降ラインと、2月12日の安値(14,865円)と4月8日の安値(15,471円)を結んだ上昇ラインに挟まれていることがわかります。ポイントとなる高値、安値の間で徐々に値幅が収縮するような動きです。

大きな三角保ち合いとも言えますし、1月21日の安値(16,017円)、2月12日の安値(14,865円)、4月8日の安値(15,471円)がヘッドアンドショルダーの形になりそうです。

その場合、2月1日の高値(17,905円)と3月14日の高値(17,291円)を結んだ下降ラインがネックラインになります。ヘッドアンドショルダー完成(トレンドの転換)の条件としてはこのラインを抜けることが条件になります。

4月15日は、ちょうどのこのラインに頭を押さえられるような形で押しが入りました。今週大きく伸びたことから、来週は若干、このラインの下方へさらに押しが入ることも考えられます。

ただ、これまでの動きを見ると、かなり底入れ感が強くなっています。押しがあったとしても、25日移動平均線がサポートになり、そこから反発する動きが予想されます。

その場合の目標としては、目先の節目となる17,000円、さらに3月14日の高値の17,291円となります。そこを抜けると、次は2月1日の高値(17,905円)が視野に入ります。17,900円の上は視界が広く、一気に18,000円超えまで行く可能性もあります。

【2016年4月16日 下原 一晃】

■参考記事■

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下原 一晃

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。
株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。