売れ筋投信解説:バランスファンドで国際分散投資を進める動きが出る(2016年5月2‐6日)

この記事の読みどころ

全体として、日本株の騰落を狙う投信と毎月分配型の投信が人気です。

一方、積立ランキングではバランス型ファンドがランクインしています。

ランキングからは投資家層の裾野の広がりを感じ取れます。

2016年5月2-6日は連休で営業日が少なく株価はやや軟調だった

5月2-6日は大型連休にあたり、日本の市場の取引日は月曜と金曜の2日でした。株価は前週末から見れば総じて下落しています。

連休の合間ですので、投信を購入された方は、普段から積極的に相場に参加される方、自動積立をされている方だけではなく、お休みにゆっくり資産形成を考えて投資行動を取った方もいらっしゃるかもしれません。

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そこで売れ筋投信を見ながら、どのような投資行動が起きているのか見てみましょう。

楽天証券の2016年5月2-6日の投信全銘柄売れ筋ランキングをみる

まず、全体ランキングです。

第1位:楽天日本株4.3倍ブル

第2位:フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)

第3位:ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型)

第4位:日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)

第5位:ニッセイ日経225インデックスファンド

楽天証券の2016年5月2-6日の投信積立売れ筋ランキングをみる

では、積立での売れ筋ランキングはどうでしょうか。

第1位:ニッセイ外国株式インデックスファンド

第2位:ひふみプラス

第3位:ニッセイ日経2255インデックスファンド

第4位:たわらノーロード 先進国株式

第5位:世界経済インデックスファンド

全体ランキングの売れ筋トレンドは変わらず

全体の売れ筋のジャンルには変化がありません。

第1は、株式市場の騰落に賭けるタイプの投信で、楽天日本株4.3倍ブルとニッセイ日経225インデックスファンドがこれにあたります。

第2は、毎月分配型で分配金(利回り)に着目するタイプの投信で、海外REITが代表例です。また高金利通貨のブラジルレアル、株式オプション、および通貨オプションを活用した毎月分配型の日本株アルファ・カルテットが久しぶりにランクインしました。

積立ランキング上位にバランスファンドが登場

積立口座での投信の売れ筋を見てみましょう。

上位はいつもの通り、ネット証券では買付手数料が発生せず(ノーロード)、ランニングコストである信託報酬も低い国内および海外の株式インデックス投信がランクインし、これにひふみアルファが並んでいます。

しかし、今回興味深いのは5位に入った世界経済インデックスファンドです。これは内外の株式と公社債などに株式50%債券50%という配分で為替ヘッジなしで分散投資する投信で、一般にバランスファンドと言われます。少額でも、ひとつのファンドで自動的に分散投資をしてくれるファンドですので、投資研究に時間を割くことができない忙しい方にはぴったりのファンドです。

実は、NISA積立ランキングの3位にもLOSA長期保有国債分散インデックスファンドという同様のコンセプトのバランスファンドがランクインしています。

今回分析した週は連休期間で投資家も少なかったかもしれませんが、かえってバンランスファンドが投信で積立を進めている投資家に受け入れられていることが分かりました。みなさまの資産形成の参考になれば幸いです。

【2016年5月12日 投信1編集部】

■参考記事■

>>資産運用の始め方に迷ったらとりあえずバランス型投資信託

>>失敗しない投資信託の選び方:おさえるべき3つのNGと6つのポイント

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投信1編集部

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